旅館「星出館」登録有形文化財に 三重県内建造物で302件目

【登録有形文化財に指定される予定の星出館(県教委提供)】

国の文化審議会は16日、220件の建造物を登録有形文化財に指定するよう萩生田光一文部科学相に答申した。三重県内では昭和2年に建てられた伊勢市の旅館「星出館」が選ばれた。

県教委によると、星出館で答申されたのは、入り母屋造り桟(さん)瓦葺きの2階建て主屋と桟瓦葺きの塀の2件。近く指定され、県内で建造物の登録有形文化財は302件となる。

星出館は当初は旅館「花屋」として営業し、昭和27年に現在の名前に変更。主屋の玄関には寺や神社にみられる装飾「唐破風(からはふ)」を施し、2階の渡り廊を赤い橋にするなど趣向を凝らしている。

登録有形文化財は都市開発から近代建築を守るため、築後50年が経過し、歴史的景観に寄与する建造物などを対象に国が指定。今回の答申通りに指定されれば、全国で累計1万3286件となる。