伊勢市消防本部 日ごろの救助技術、訓練成果を披露 三重

【要救助者を救出するほふく救助訓練を披露する職員ら=伊勢市消防本部で】

【伊勢】三重県伊勢市楠部町の市消防本部で15日、消防職員による消防救助技術が公開され、中芝育史消防長が見守る中、日頃の訓練の成果が披露された。

消防職員による消防救助技術の練度を競う全国大会に向けた東海大会が今月22日に予定されていたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により昨年に引き続き2年連続で中止が決まった。このため、訓練の成果を披露するための代替の場として、消防長査閲訓練の形で開催された。

この日は同本部内で選抜された若手消防職員6人が参加し、命綱をつけて高さ15メートルの垂直な壁を登る速さや正確さを競う「はしご登はん」と「ロープ応用登はん」、3人1組となり、長さ8メートルの煙に見立てた狭い通路を往復して要救助者を救出する「ほふく救出」の3種目の訓練を披露した。

訓練を査閲した中芝消防長は、「訓練開始から目を見張る上達があった。大会中止は残念だが、成果が有効に活用できると信じている」と激励した。

選抜の一員として参加した森壮生消防士(20)は「大会中止でモチベーションが下がったのは正直なところだが、目的はあくまで技術の向上。これまで通り訓練を継続することを共通認識としたい」と話していた。