県立高校 地毛申告、12校が継続 校則廃止後も 三重

三重県教委は15日、生来の髪色や癖毛を届け出る「地毛証明書」の提出を規定した校則を廃止した4月以降も、全日制の県立高校12校が入学時に頭髪に関する事前申告を生徒らに求めていたことを明らかにした。

不合理な校則を見直した4月以降も、耳の上や襟足を刈り上げる髪型「ツーブロック」を禁止する指導が一部で継続したため、県教委が7月12日までにメールや電話で全県立高校70校に指導状況を確認した。

県教委によると、12校は入学時にアンケートや申し出用紙を配布し、事前に生徒の生まれつきの髪色や癖毛などを調べていた。うち6校は新入生全員を調査し、残りの6校は任意での提出を求めていた。

県教委は、12校について「配慮が必要な生徒を事前に把握し、適切な指導につなげようとしていた」と説明。「身体的な特徴について申告を求めるのは、人権上問題がある」として、各校に改善を求めている。

県教委は生徒の人権に配慮するため、昨年度から不合理な校則や指導の見直しを各校に求め、県立高校で髪型や下着の色などに関する記述を削除した。4月から新たな校則の運用を始めた。