県警 横断歩道、大人も手を上げて 信号機ない場所で呼び掛け 三重

【右手を上げて横断歩道を渡る歩行者と警察官ら=津市西丸之内で】

三重県警は今月から、歩行者が横断歩道を渡る際に手を上げて、車の運転手に横断を知らせる「ハンドサインキャンペーン」に取り組んでいる。県警交通企画課の小林大将課長補佐らは14日朝、津市西丸之内の国道の信号機のない2カ所の横断歩道付近で「大人も少し手を上げよう」と書かれたのぼり旗を持ち、横断歩道を歩く人に手を上げるよう呼び掛けた。

道路交通法では、横断歩道では歩行者と自転車が車両に優先すると定めている。だが、県警交通企画課によると、信号機のない横断歩道での車両の一時停止率が、日本自動車連盟(JAF)の調査で三重県は平成30年が1・4%で全国ワースト3位。令和元年は3・4%で全国最下位だった。取り締まりの強化や啓発活動などを実施した結果、2年は27・1%で14位まで改善した。

県警は4月、県内4カ所の信号機のない横断歩道での車両の一時停止率の調査を実施。手を上げない場合は一時停止率は37・4%だったのに対し、手を上げた場合は85・1%まで向上した。

小林課長補佐は「大人の人は恥ずかしい気持ちもあるかもしれないが、少しでも手を上げて意思表示してもらえると事故防止につながる」と語った。

同課の伊藤勝彦交通安全対策室長は「ハンドサインキャンペーンを周知し、停止率の向上と事故防止を図っていきたい」と話した。