防災関連予算の確保を 三重県知事、国土強靭化相に提言 南海トラフ、対策強化も

【棚橋国土強靭化担当相(右)と面談する鈴木知事(三重県提供)】

鈴木英敬三重県知事は14日、防災関連の予算を十分に確保するよう、棚橋泰文国土強靱(きょうじん)化担当相に提言した。また、南海トラフ地震への備えを進める10県知事会議を代表し、地震対策の強化も併せて要望した。

提言は「毎年のように記録的な豪雨や大型台風、地震などの災害が全国で発生している」と指摘。「災害が頻発化、激甚化、広域化している状況に鑑みても、国土強靱化は待ったなしの状況」と訴えた。

その上で、中長期的な見通しで防災対策を進めるための予算を、通常の予算とは別に確保するよう要請。災害発生時は自治体への迅速な支援に加え、地方整備局の人員を継続的に充実させるよう求めた。

この日、鈴木知事が内閣府を訪れ、棚橋氏に提言書を手渡した。棚橋氏は「今年も記録的な豪雨で自然災害が発生し、甚大な被害も生じた。予算を含め、しっかりと対応したい」と返答した。

このほか、10県知事の提言は南海トラフ地震の対策に充てる予算の継続的な確保や発生時の復興方針を事前に定める「事前復興」の推進を要請。避難所で必要な新型コロナウイルス対策への財政支援も求めた。