新型ウイルス 県内、感染急増33人 新たな要請も視野 三重

三重県は14日、未就学児から60代までの男女33人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの感染者が30人を超えるのは46日ぶり。「第4波」の収束後としては最多となった。県は「感染が急速に広がっている」とし、県民への新たな要請も視野に対策の検討を進めている。

県によると、新たに確認された感染者は、津市で17人、松阪市で4人、桑名市、東員町、鈴鹿市で3人ずつ、四日市市で2人、伊賀市で1人。県内の感染者は延べ5391人となった。

33人のうち7人の感染経路が分かっていない。残る26人のうち14人は同居家族や親族間での感染、9人は知人や友人間での感染とみられる。年代別では30代までが21人と半数以上を占める。

津市と松阪市に住む30代と40代の男女4人は今月上旬に津市内で開かれた習い事に参加し、参加者の濃厚接触者として検査を受けて陽性と判明。この習い事に参加した感染者は5人となった。

県は「接触状況が十分に把握できていない」とし、この習い事を現時点でクラスター(感染者集団)と認定していない。習い事を通じて感染が広がった可能性もあるとみて、参加者への検査を進めている。

県内では5月29日の37人以降、1日当たりの感染者が30人を超えた日はなかった。22人だった6月25日以降は20人を超えた日もなく、7月は10人以上の日も8日間にとどまっていた。

県の担当者は感染者が急増した理由について「よく分かっていない」としつつ「感染者の家族全員がいきなり感染するなど、伝播のスピードが早い。感染力の強い変異株の影響があるのかもしれない」と話す。

県は2日連続で1日当たりの感染者が17人以上となった場合を、新たな措置を講じる目安としている。「現段階で強い措置を講じる予定はない」としつつ、この目安に基づいて措置の検討を進めている。