犬の尿で信号柱倒壊か 鈴鹿の市道、県警調査 三重

【犬の尿で折れたとみられる鈴鹿市の市道に設置されていた歩行者専用柱の根元部分(県警提供)】

三重県鈴鹿市桜島町三丁目の市道で今年2月18日、歩行者用信号柱が隣接する駐車場植え込みに倒れた状態で見つかった事故について、犬の尿が繰り返しかけられたことが原因で腐食が進み、倒れた可能性が高いことが県警への取材で分かった。

県警交通規制課によると、信号柱は約6メートルの鉄製で、平成9年度に設置された。2月18日深夜に倒れたとみられ、通行人が同日朝、信号柱が倒れているのを見つけて通報した。通行人や通行車への被害はなかった。

県警科学捜査研究所(科捜研)が調べたところ、同時期に設置された信号柱と比べ、倒壊した信号柱の根元付近の地面からは42倍の尿素が検出された。倒れた信号柱は住宅街に設置されている。付近は犬の散歩コースとなっており、複数の犬の尿が繰り返しかけられたことが原因で腐食し、倒れたとみている。

県警では、今回の事故を受けて現地調査も実施。警察官が現場で観測をしたところ、1時間で10匹以上の犬が散歩しているのを見たという。

3月中に復旧工事を終えている。再発防止策として施工方法を見直し、根元が厚みのある柱に変更したり、水の流れをよくするために根元部分に傾斜をつけたりした。

同課の三尾啓輔次長は「今後このようなことがないようしっかり管理し、再発防止に取り組む。飼い主の方は家で犬の排せつをさせてから散歩をしてほしい。ご協力をお願いします」と話した。