三重国体 緊急宣言中なら無観客も 上限50%かつ5000人 三重

三重県は13日、三重とこわか国体・とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)の観客受け入れ基準を公表した。各競技会場の受け入れ上限を収容率の50%かつ5千人と設定。県内に緊急事態宣言や「まん延防止等重点措置」を発令している場合は、一律で無観客とすることも視野に検討すると定めた。

県によると、今回の基準は政府が大規模スポーツイベントや東京オリンピックで示した「上限1万人」の基準よりも厳しい。感染状況が改善しても緩和する予定はなく、この上限に基づいて観客を募る。

一方、県内に緊急事態宣言や重点措置を発令して県民に外出自粛を要請している場合は、全競技での無観客も視野に検討すると明記した。医療提供体制などを踏まえて「総合的に判断する」としている。

また、県独自の緊急警戒宣言を発令した場合は無観客もしくは県民限定での受け入れを視野に検討すると定めた。他の都道府県だけに緊急事態宣言や重点措置が発令された場合も同様の方向で検討する。

また、県は両大会の参加条件も公表。選手や監督らに対し、大会参加日の72時間以内に採取した検体を使ったPCR検査での陰性確認や、2週間前からの体調記録などを義務付けている。

県は13日に開いた両大会の実行委員会で、基準への承認を得た。日本スポーツ協会国体委員会の承認を経て正式に決まる。7月末以降、この基準に基づいて定期的に観客受け入れの可否を判断する方針。

このほか、観客と選手の動線を分離できない競技会場は無観客とする両大会の感染防止対策ガイドラインに基づき、既にスポーツクライミング(菰野町)と相撲(伊勢市)の無観客が決まっている。

鈴木英敬知事は13日のぶら下がり会見で「県民と選手の安全安心を確保することは国体で選手に活躍してもらう大前提となる。オリンピックよりも厳しい基準だが、安全安心と透明性に配慮した」と述べた。

また、両大会の出場に必要な県選手団へのPCR検査費用は「県が負担する」と説明。県外の選手団については「多くの県が予算化するとは聞いているが、国やスポーツ協会が負担するのが筋だと思う」と語った。