津 児童に「消えない花火」を 小学校で思い出づくり企画 写真家・浅田さん協力 三重

【打ち上がった花火を形作る児童ら=草生小で】

【津】三重県の津市立小学校で花火をテーマに全校児童を写真撮影する企画が進んでいる。撮影は市出身の写真家浅田政志さん(42)が担当。各校の体育館や運動場で児童らが思い思いの花火を表現している。6月1日に開始し、今月12日までに19校での撮影を終えた。

津花火大会は2年連続で中止。昨年に続き朝日屋が予告なしのサプライズ花火を計画しているが、見られない場合もあるため、子どもたちに「消えない花火」をプレゼントしようと、同市のイベント会社「FAMIE」の若林祐基さん(42)らが企画した。

新型コロナウイルス感染症の影響で学校行事が縮小され、不自由な学校生活を強いられる子どもたちの思い出にしてもらうため、図案は各校の児童に考えてもらった。撮影した写真は12月上旬に各校に届ける予定。企画の趣旨に賛同した朝日屋が出資している。

12日は2校で撮影。同市安濃町草生の草生小学校では、児童や教員ら約60人が山を背景に、打ち上がった花火を表現した。児童らは赤や黄、青など色とりどりの丸い色画用紙を手に花火の光を表し、教員らが草生の頭文字「K」を形作った。

浅田さんは校舎の屋上からカメラを構えた。マイクで指示を出し、児童らの位置を微修正して花火の形を整えた。「大きく口を開けて」などと言ってシャッターを切っていた。一時は降雨に見舞われるも、30分ほどで撮影を終え、児童らと肘タッチで交流してた。

若林さんらは市教委を通じて、撮影を希望する小学校を20日まで募集している。希望した学校と雨天で1学期中の撮影が延期になった学校の撮影は2学期に実施する。