伊賀市選挙区の定数見直しを 岡本市長、県議会に意見書 三重

【青木議長(中央)に意見書を手渡す岡本市長=三重県議会議事堂で】

次期三重県議選で予定される伊賀市選挙区の定数と国勢調査の速報値を踏まえた定数に〝ずれ〟が生じる問題で、岡本栄伊賀市長は12日、同市選挙区の定数を早期に見直すよう求める意見書を県議会に提出した。

県議会は5月、過去の人口調査に基づいて同市選挙区の定数を1減の2とすることを決めた。一方、総務省が先月25日に公表した国勢調査の速報値を元に試算すると、人口比に基づく定数は3となる。

意見書は、今回の速報値によって「議会が根拠としてきた大前提が大きく崩れた」と指摘。同市の島ケ原地域が4月に過疎地域の指定を受けたことなども踏まえて「定数減は納得できない」としている。

この日、岡本市長は県議会議事堂で青木謙順議長に意見書を手渡した上で「定数減は理屈に合わず、市民に説明できない」と主張。国が今回の速報値を踏まえて衆院小選挙区の見直しを進めることも紹介した。

青木議長は「速報値の内容は確認しているが、確定値の発表を持って議論したいと考えている」と説明。「今回の意見を受け止めながら、確定値の時期に次の議論に進むのかを検討したい」と述べた。

これに対し、岡本市長は「そういう考えはよろしくない。何よりも根拠となる数値が定数は3であるべしということを示している。なぜためらうのかよく分からない」と述べ、早急に議論を始めるよう求めた。