川崎二郎衆院議員が引退表明 「若者にチャレンジを」

【記者会見で、今期限りでの引退を表明する川崎衆院議員=津市桜橋2丁目で】

自民党三重県連会長の川崎二郎衆院議員(73)は10日、津市桜橋2丁目の自民党県連で開いた記者会見で「若者にチャレンジしてもらうため、次の選挙に出ない判断をした」と述べ、今期限りでの引退を表明した。

川崎氏は「(衆院三重2区の)8連敗を克服できないかと努めてきたが、若い者の方が良いと思い、身を引くことにした」と説明。「病気は全くない。体力より気力や政治目標がなくなった」とも語った。

谷垣禎一元総裁が自転車事故で大けがをして政界を引退したことを受け、自身も引退を「漠然と考えてきた」と明かした。「谷垣さんがけがをしなかったら私の政治家人生は大きく変わったかも」と述べた。

自らを「野党時代こそ頑張る政治家」と評し、過去2度の下野で「逆境を跳ね返した何分の一かを私が担った」と回顧。自らが擁立した鈴木英敬知事の初当選を機に「三重で自民が元気になった」と振り返った。

次期衆院選まで県連会長を務める考えを示した。三重4区の候補者調整は「正直に言うと早くしたいが、苦労している」とし、次期参院選の候補者も「調整の作業が進んでいることは間違いない」と語った。

引退後の過ごし方を問われた川崎氏は「どうしようか」と語りつつ「年金や医療、労働の全てに詳しい学者がいない」と指摘し、これまでに得た知識や経験を元にした活動を検討していることを明かした。

川崎氏は昭和46年に慶応大商学部を卒業し、松下電器産業(現パナソニック)の社員を経て55年の衆院選で初当選。運輸相や厚労相、自民党国対委員長などを歴任し、12期目を務めている。