岩やがれき、手作業で撤去 熱海土石流現場 援助隊県部隊が帰還報告 三重

【熱海市での捜索活動などについて話す佐藤小隊長=三重県警本部で】

大規模土石流が発生した静岡県熱海市に派遣され、行方不明者の捜索や救助活動に当たった中部管区広域緊急援助隊三重県部隊の佐藤貴也小隊長(36)が9日、三重県警本部で報道陣の取材に応じ、災害現場の状況などを語った。

県警によると、警察庁から要請を受けた佐藤小隊長ら25人の隊員は、3―7日まで同市伊豆山地区に派遣された。

佐藤小隊長らは重機が使えない現場に入り、家屋の中に流れ込んだがれきや重さ100キロ以上の岩などを手作業で撤去した。

土砂の上から長さ約2メートルの棒を使って行方不明者を捜索し、土砂に埋もれている1人の遺体を発見した。行方不明者の家族が発見を祈る姿を見て「一刻も早く発見しなければならないという気持ちになった」と語った。

佐藤小隊長は捜索活動について「活動状況を情報共有することが大事だった」と振り返り「市町村や県、自衛隊や消防と発生直後から連携し、一丸となって活動することで1人でも多くの方を救出できると感じている」と話した。