多気町VISON 国産目指すカカオハウス チョコショップも開店 三重

【カカオハウスを紹介する辻口氏(右)=多気町ヴィソンで】

【多気郡】三重県多気町ヴィソンの商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」に7日、カカオ栽培・研究施設「カカオハウス」が開業した。国産カカオを使ったチョコレートの製造を目指す。チョコレートショップ「LE CHOCOLAT DE H(ル ショコラ ドゥ アッシュ)」もオープンした。

カカオハウスはパティスリー「Confiture H(コンフィチュール アッシュ)」の隣に設けた。同パティスリーを手掛ける辻口博啓氏と辻製油(松阪市嬉野新屋庄町)、ヴィソン多気の3者が運営する。

敷地面積225平方メートルにカカオの木を約50本植えた。カカオのハウス栽培は国内初という。カカオの栽培と商品化を研究する。

チョコショップは同パティスリーに併設。店舗面積933平方メートル。辻口オーナーが創作する。素材をはじめ、口どけや香り、歯ざわりにこだわり、最適な温度、湿度で提供する。

辻口氏はパリで開く世界最大のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」の品評会で、6年連続して最高評価の「ゴールドタブレット」を受賞している。

報道機関向けお披露目会で辻口氏は「新しい歴史の1ページ。魅力的でロマンあふれた挑戦」とあいさつ。

辻製油の辻保彦会長は「辻製油の搾り発酵させる仕事を生かす。熱帯地方のカカオを何とか育て、新しい品種を作る」「初めての試みで非常にハードルが高いが、難しいからこそ面白みが出る。数年かかるだろう。消費者に喜んでもらえるものができたら」と抱負を語った。

ヴィソン多気の立花哲也社長は「日本でカカオを見ることはない。本当のチョコレートをぜひ楽しんでいただきたい」と呼び掛けた。