鈴鹿医療大に救急救命学科 来春開設「救命率向上を」 三重

【救急救命学科の新設について発表する(右から)豊田学長、髙木理事長、鈴木教授=鈴鹿市岸岡町の鈴鹿医療科学大学千代崎キャンパスで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市岸岡町の鈴鹿医療科学大学(豊田長康学長)は7日、保健衛生学部に救急救命士を養成する県内初の救急救命学科を設置すると発表した。令和4年4月に開設する。

新学科では、救急車の車内を再現したシミュレーター2台や本物の救急車1台を使用した救急救命処置や観察実習のほか、県内消防機関の協力で救急車への同乗実習などを通じて、卒業後即戦力となる救急救命士の養成を目指す。授与学位は学士。救急救命士の国家試験受験資格などが取得可能。定員は40人。

新たな科学技術を創造する人材を養成することで、健康寿命の延伸や医療費削減、客観的で迅速な診断につなげるのが狙い。

国の法律改正に伴い、10月から救急救命士の職域が拡大し、救急外来まで救急救命処置ができるようになることから、医療現場や大規模災害時などに活躍できる救急救命士の養成が急務と判断。4月27日に文科省へ学科設置届け出を提出し、6月28日に認可された。

同日、同市岸岡町の同大学千代崎キャンパスで開設発表会があり、髙木純一理事長や豊田学長らが出席。同学科長に就任予定の鈴木哲司教授が、新学科の概要を説明した。

鈴木教授は「質の高い救急救命士を養成することが、県全体の救命率向上につながる」と話した。