東京五輪・パラ 選手滞在中は「バブル方式」 県が事前キャンプ受け入れ体制 三重

【定例記者会見で、事前キャンプの受け入れ体制を発表する鈴木知事=三重県庁で】

鈴木英敬三重県知事は7日の定例記者会見で、東京五輪・パラリンピック事前キャンプの受け入れ体制を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、選手らの滞在中は外部との接触を避ける「バブル方式」を徹底する方針。選手が感染した場合の入院調整は「県民より優先させることはない」と述べた。

県によると、県内での事前キャンプは松阪市でカナダのスケートボード、四日市市でカナダの体操、津市でカナダのレスリング、鈴鹿市で英国のパラ水泳、伊勢市でラオスのパラ陸上が実施される予定。

スケートボードと体操の選手団は、14日にも来県する。レスリングは21日、パラ水泳は8月12日の来県を予定している。パラ陸上の詳細な日程は現時点で未定だが、今月末には確定する見通し。

県は政府が示した事前キャンプのガイドラインに基づき、選手団や受け入れ先の職員へのPCR検査を毎日実施する。練習の会場や宿泊施設のフロアは貸し切りとし、出入りの際は一般との動線を分ける。

選手団を受け入れる一部の市は小規模な歓迎の機会も検討しているが、県は感染防止対策の徹底を前提とするよう各市に求める。県民には練習の会場や宿泊施設への来場を控えるよう呼び掛ける。

鈴木知事は「感染拡大が続く中での五輪。選手や県民に安心して過ごしてもらえるよう、万全の体制で臨む」と強調。市民との交流がないことは「残念だが、コロナ収束後の交流につなげたい」と述べた。

また、選手団から感染者が発生した場合の防疫措置や接触者調査は、一般と同じ手法で対応すると説明。入院先の調整は「選手だからといって、県民より優先することは一切ない」と述べた。