三重県知事「任期全う」明言せず 衆院選出馬報道は改めて否定

鈴木英敬三重県知事は7日の定例記者会見で、次期衆院選三重4区への出馬について「決まったという事実はない」と改めて否定した。辞職も「全く考えている状況ではない」と説明。一方で「任期を全うすると捉えて良いのか」との問いには「いいんじゃないですか」と述べるにとどめ、自らの言葉で「任期を全うする」とは明言しなかった。

鈴木知事は「自民党が三重4区の出馬を打診した」する一部報道を受けて2日に開いた臨時会見で「任期を全うする」と発言せず、県庁内では「『任期全う』の言葉が消えた」と話題になっていた。

これについて、鈴木知事は7日の会見で「あえてそう言っていないわけではない」と述べ、臨時会見の際は「議会の答弁で申し上げたように」などと、議会答弁を引用する形で説明したと強調した。

一方、鈴木知事は7日の定例会見でも「任期を全うする」との言葉は使わなかった。「任期を全うすると捉えて良いのか」との問いに対しても「いいんじゃないですか」と述べるにとどめた。

また、鈴木知事は「コロナ、ワクチン、国体など、引き続き県政の諸課題に全力を傾ける。新たな動きがあれば県民や後援会の声を聞いて熟慮を重ねる」と、2日の臨時会見と同じ発言を繰り返した。

「新たな動き」の進展については「いろんな声をいただいている。それも新たな動きと言えるかもしれない」と説明。「声」の内容は「申し上げて予断を与えるといけない」として明かさなかった。

鈴木知事は先月16日の県議会一般質問で、知事の進退を問うた三谷哲央県議(新政みえ)に「知事選で与えられた任期を全うすべく、引き続き職責を果たす考えに変わりはない」と答弁していた。