「議長辞任迫られた」 津市議会百条委 元自治会長どう喝と岡議員 三重

【津】三重県の津市職員が元相生町自治会長の田邊哲司被告(61)=詐欺罪で公判中=に便宜を図っていたとされる一連の問題を調査する市議会特別委員会(百条委員会)は11議員を参考人として招致した。前議長の岡幸男議員(県都クラブ)は、田邊被告から議長の辞任を迫られていたことを明らかにした。

岡村武委員(至誠会)からの質問に答えた。岡議員は議長を務めていた昨年6月に「(田邊被告から)市役所3階の会議室に呼び出され、『いつ辞めるんや』と相当怖い顔でどう喝された」と述べた。

その場面には、市民クラブの辻美津子、倉田寬次両議員らが同席していたと説明。ほかにも岡議員に議長を辞任させるために画策した議員がいたとして「一日も早く議会が正常化することを願う」と訴えた。

また、藤本智子副議長(共産党津市議団)は「昨年6月に倉田議員から電話があり『(副議長を)降りやんのやったら岡と同じ目に遭わせたるぞ』と言われた」と述べ、倉田議員に威圧を感じたと説明した。

小野欽市副委員長(改津クラブ)は藤本副議長への電話の内容を倉田議員にも確認。倉田議員は「言った覚えがない。不信任動議を出すとは言った。どう喝したというのはとんでもない言いがかり」と反論した。

昨夏の議長選を巡っては、辻議員が田邊被告に謝礼として30万円を渡すよう加藤美江子議長(公明党議員団)に促したことも百条委で明らかになっている。田邊被告は加藤議長に花束を贈っていた。

この日の百条委では、田矢修介、岩脇圭一、佐藤有毅、辻、倉田、岡、桂三発、田中勝博、福田慶一の9議員と加藤、藤本正副議長が参考人として出席。次回は16日午前10時から。これまでの調査を総括する。