津市、最多処分97人 少額修繕工事で意図的分割発注 職員が不適切な処理 三重

【津】三重県の津市は5日、道路や水路など公共土木施設の少額修繕工事を随意契約にするために、予定価格が50万円以下になるよう意図的に分割発注したとして、建設部や上下水道事業局の職員ら97人を減給を含む懲戒処分や文書厳重訓告などの処分にしたと発表した。平成18年の合併以降で、一度に処分した職員数は最多となった。

市によると、内部調査委員会の報告で、市が成30―令和元年度に実施した少額修繕工事など計5617件のうち、41件で意図的な分割発注が判明。うち3件では、職員が1カ所の修繕工事を複数箇所として装うために虚偽の書類を作成していた。

市は虚偽の書類の作成に関わった職員7人のうち、分割発注を主導した下水道工務課維持管理担当主幹の2人を減給10分の1(2月)、決裁などに関与した建設政策課や下水道工務課の担当副主幹ら5人を戒告の懲戒処分とした。

このほか、日付の操作など不適切な事務処理をした10人と管理監督責任を怠った幹部職員19人を文書厳重訓告、残りの61人を文書訓告とした。

前葉泰幸市長は「不適切な事案があったことについて、改めて深くおわび申し上げるとともに、再発防止に向けた取り組みを徹底する」とコメントした。