「まじめで素直」 初の五輪代表・川端 山商陸上部時代に頭角 三重

【2016年の東海高校総体男子400メートルリレーで宇治山田商の3走を務めた川端=岐阜市内で】

日本陸連が2日、東京五輪の男子1600メートルリレー日本代表を発表し、今年5月の世界リレー準優勝メンバーで、6月の日本選手権男子400メートルを45秒75の自己新記録で初優勝した、川端魁人(22)=三重県鈴鹿市立創徳中教員=が初の五輪代表に選ばれた。

陸上競技を始めた嬉野中時代は県大会どまりの選手だったが、県立宇治山田商業高校で1988年ソウル五輪1600メートルリレー代表の小池弘文教諭(58)の指導を受け、3年次に400メートル、400メートルリレー、1600メートルリレーの3種目で全国高校総体(インターハイ)に出場。400メートルリレーで8位に入った。

その後中京大(愛知)に進み、男子100メートル元日本記録保持者の青戸慎司氏の指導を受けるとともに本格的な筋力トレーニングにも励み、4年時の昨年10月の木南道孝記念男子400メートルで県記録を17年ぶりに更新する46秒03で優勝して国内トップ選手の仲間入りを果たした。

小池教諭は高校時代の川端選手の印象について「まじめで素直」と語る。「良いピッチ(テンポ)で走ることが出来て、常に冷静でいられるところが三走向き」と1年目からリレーメンバーに選んできた。

高校3年間で一番印象的だったのが、中京大進学が決まった後の冬季練習。「自分を追い込む姿勢が今までの3年生と比べても際立って良かった」。「高3の冬が今の彼をつくった」と感じているという。

自身は四日市高校の教員時に五輪に出場した。卒業後も順調に成長を続けた教え子が、自分と同じ立場で、同じ種目で五輪の舞台に立つことを「とてもうれしい」と話す。「(五輪では)日本記録の更新と入賞を期待する。活躍する姿を生徒たちに見せ、夢を与えることも教員としての役割だと思っています」。

■日本選手権男子400メートル優勝時の川端魁人選手のコメント■

(東京五輪では)チームとして決勝を目標としている。自分がエースという気持ちで走りたい。