亀山 安濃鉄道の歴史振り返る 長谷川さんコレクション展 三重

【安濃鉄道に関する鉄道展を開いた長谷川さん=亀山市東町の市市民協働センターで】

【亀山】三重県亀山市亀田町、長谷川正義さん(72)の「なつかしい鉄道展・安濃鉄道って…」が2日、同市東町の市市民協働センターで始まった。10日まで。

大正3年に開業した安濃鉄道は、津市新町から安濃町を経由し、芸濃町椋本間を運行。翌年の同4年、椋本から同町林までが開通し全線約14・5キロを結ぶ鉄道。昭和19年、戦災により運行を休止し、その後一度も走ることなく廃線となった。現在、当時の林駅の跡地には標柱が立っている。

会場には、安濃鉄道の運行時刻表や車両の模型のほか、明治30年に上野鉄道が発行した人力車切符、列車の行き先標示板など鉄道に関する収集品計約150点を展示している。

芸濃町林の隣町「楠原」生まれの長谷川さんは、約30年前に骨董(こっとう)市で、当時の安濃鉄道の運行時刻表を見つけたのを機に、同鉄道に興味を持ち資料の収集を始めた。長谷川さんは「自分が生まれた町に、列車が走っていたことに驚いた。展示を通じて、地元住民や多くの人に昔この地に鉄道があったことを知ってほしい」と話していた。