
鈴木英敬知事が次期衆院選の三重4区に自民党から出馬する意向を固めたとする一部報道を受け、鈴木知事は2日、県庁で緊急記者会見を開き、「そのような事実はない」などと否定した。
鈴木知事は報道を受けて「県民に心配をかけて心苦しく思っている。政治家として期待していただくことは光栄だが、現時点で出馬が決まったとか、党内の調整については承知していない」と述べた。
自民党が鈴木知事に出馬を打診したとの一部報道も「現時点で打診はない」と否定。「コロナやワクチンの対策に集中している。引き続き諸課題の解決に全力を挙げる考えに変わりはない」と語った。
一方で「出馬は別にして自民党関係者と非公式に意見交換をしたことはある」と明かした。「新たな動きがあれば、後援会や県民の声に耳を傾けて熟慮を重ねていくことになると思う」とも語った。
また、9月25日に始まる三重とこわか国体の開会式に出席するかどうかを問われた鈴木知事は「県政の諸課題には国体の準備も入っている。全力でやっていくことに変わりはない」と述べた。