技法駆使、11人の寄せ彫りも きょうあす鈴鹿で「伊勢形紙伝統工芸士展」 三重

【伝統工芸士11人がそれぞれの技法で彫った作品の数々=鈴鹿市寺家3丁目の市伝統産業会館で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市の伊勢形紙伝統工芸士会(兼子吉生会長、11人)は3、4日の午前10時から、同市寺家3丁目の市伝統産業会館で「第八回伊勢形紙伝統工芸士展」を開く。3日は午後4時、4日は午後3時まで。

伊勢型紙の普及、振興が目的。昨年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止したため、2年ぶりの開催となる。

昨年度、伝統工芸士11人で仕上げた寄せ彫り型「不断桜」とその型を使って染めた反物のほか、各伝統工芸士の作品22点などを展示する。

「不断桜」は横約40センチ、縦約30センチの大きさ。白子の子安観音寺にある国天然記念物「白子の不断桜」をもとに図案化し、9枚の桜の葉に錐彫りの「花亀甲」、引き彫りの「縞に竹」など4技法を駆使して、一葉ごとに違う9柄が彫ってある。そのほか、来展記念として、型紙で刷り上げた御朱印の販売もある。1枚500円。

兼子会長(66)=同市江島本町=は「江戸時代から変わらない手仕事の細かい技術を見てもらいたい」と話していた。