いじめ自殺遺族を描く 松阪市の作家・村上しいこさん著作が文庫化 三重

【文庫化された村上しいこさんの小説「死にたい、ですか」】

【松阪】三重県松阪市曽原町の作家村上しいこさんのいじめ自殺遺族を描いた小説「死にたい、ですか」が11日、小学館文庫から出版される。357ページ、税別750円。単行本は同社が令和元年7月に刊行した。

小説は女子高校生を主人公に、高校でいじめを苦に自殺した兄、無念を晴らそうと提訴する母、アルコール依存症に陥る父の一家をつづる。

お笑いコンビ「たんぽぽ」の白鳥久美子さんが解説を書き、「この小説は怒りが湧き上がるほどリアルで、でもいじめの『真実』を描いてくれて、本当に嘘(うそ)のない本」「悪いことを悪いと思わないやつが存在する。そもそもわかり合えない人間は存在するのだ」と評している。

村上さんは津市出身。野間児童文芸賞などを受賞。童話や絵本を中心に100冊以上の著作がある。