県内経済「持ち直しの動き」 県が4月の情勢発表 三重

三重県は1日、4月の県内経済情勢を発表した。一部で改善の兆しはあるものの、コロナ禍以前の水準まで戻っていないため、11カ月連続で「厳しい状況が続いているものの、持ち直しの動きがみられる」と判断した。生産分野は「持ち直しつつある」、個人消費は「持ち直しの動きがみられる」、雇用情勢は「弱い動きとなっている中で、有効求人数などの動きには底堅さがみられる」との見方を維持した。

鉱工業や製造業の活動状況を示す鉱工業生産指数は前月と比べて4・2%増の111・4で、6カ月連続で上昇。生産種別では、県内主要産業である電子部品・デバイス工業と輸送機械工業が前月を上回った。

消費分野では大型小売店の販売額が前年同月と比べて2・3増の243億7800万円で、3カ月ぶりに前年同月を上回った。コンビニの販売額は、県全店で10・5%増の127億7600万円で3カ月連続で前年同月を上回った。

新車登録台数は、前年同月比32・2%増の7098台で、7カ月連続で前年同月を上回った。新築着工数は3カ月ぶりに前年同月を上回り、923戸。有効求人倍率は前月を0・02ポイント下回る1・11倍だった。

県統計課は「個人消費の指標は前年同月を上回っているものの、コロナ前の平成31年4月と比べると下回っている」と説明。県内経済の先行きには「4月下旬から新コロナウイルスが再拡大したため、消費や雇用情勢への影響を注視したい」と慎重な見方を示した。