津の高山神社 「夏越の祓」で汚れはらう 参拝者ら茅の輪くぐり

【参拝者に先立ち茅の輪をくぐる多田宮司(手前中央)=津市丸之内の高山神社で】

【津】茅の輪をくぐって半年間の汚れをはらい清める「夏越(なごし)の祓(はらえ)」の神事が30日、津藩祖藤堂高虎公を祭る三重県津市丸之内の高山神社(多田久美子宮司)であった。近隣の約40人が参拝し境内の茅の輪をくぐった。

梅雨や酷暑を乗り切る行事として20年以上前から続いている。コロナ禍の今年は感染拡大防止のため神事の場所を例年の拝殿から境内に変更した。

多田宮司は拝殿正面に設置した直径約2メートルの茅の輪に集まる参拝者を前に大祓詞(おおはらえし)を読み上げ、参拝者の罪汚れを移した和紙の人形(ひとがた)の上で布を裂いてはらった。

その後参拝者は多田宮司に続き「水無月の夏越の祓する人は千歳(ちとせ)の命延ぶと言うなり」と唱えながら数字の8を描くように茅の輪をくぐった。

近くに住む西村千聡さん(30)は6カ月の弥宵ちゃんを抱いて参拝し「外出や交流が制限される中でこの半年の育児は難しかった。ここから良くなっていってほしい」と願いを込めた。