三重県議会 39億円補正予算案を提出 観光キャンペーンで消費拡大へ 三重

三重県は28日の県議会本会議で、県民向けの観光キャンペーンを実施する費用などを盛り込んだ39億1400万円の一般会計補正予算案を提出した。県議会は30日の本会議で採決する。

県によると、補正予算案は観光キャンペーンの実施費用に37億7800万円を計上。県内での宿泊を1泊当たり最大で5千円割り引くほか、土産物店などで使える2千円のクーポン券も配布する。

また、旅行商品の開発や販売を補助する費用として1億3600万円を計上。公共交通機関の活用や県内を目的地とすることなどを条件に、1件の開発につき1万5千円―20万円を旅行会社に支払う。

補正予算案は、まん延防止等重点措置の解除を受けて策定。全額を国の交付金や補助金で賄う。コロナ対応の予算提出は令和元年度最終補正から20回目。総額は1834億4500万円に上る。

鈴木英敬知事は提案説明で「宿泊割引とクーポンの相乗効果で観光地全体の消費拡大につなげる。付加価値の高い旅行商品の造成も緊急の課題。観光の早期回復に向け、適時適切に対策を講じる」と述べた。

この後の議案聴取会で、日沖正信議員(新政みえ、6期、いなべ市・員弁郡)は観光キャンペーンについて「進めなければならないと思うが、これまでも感染をぶり返してきた」として慎重な対応を求めた。

これに対し、小見山幸弘観光局長は「コロナの状況を見極めつつとはいいながらも、観光振興には期待の声がある」と説明。「丁寧に議論しながらキャンペーンをスタートできる時期を決めたい」と述べた。