鈴鹿の椿大神社 「四條流庖丁儀式」奉納 五穀豊穣とコロナ終息願う 三重

【「龍門之鯉」の庖丁儀式を奉納する武藤準師範=鈴鹿市山本町の椿大神社で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市山本町の椿大神社(山本行恭宮司)で27日、第14回「四條流庖丁(ほうちょう)儀式」があった。愛知県半田市の四條流庖丁儀式保存会(入口柏修四條流第十六代家元)の会員6人が、古式にのっとり魚に手を触れずに真魚箸(まなばし)と包丁刀だけで魚をさばき、五穀豊穣とコロナの終息を願って神前に奉納した。

庖丁儀式は、日本王朝時代からの伝統的な儀式。四條流は、四條中納言が包丁でコイを料理した時の切形から由来し、切り方は代表的なコイが36手、タイは9手あるという。

雅楽が流れる中、式題「筒斬之鯉(つつぎりのこい)」は古川柏滉さん、「龍門之鯉(りゅうもんのこい)行之形」は武藤柏藤準師範が庖丁人を務めた。いずれも体長約40センチのコイを烏帽子、直垂姿で鮮やかにさばき、まな板の上に飾り付けた。齋木宏之準師範(55)が一連の所作を解説した。