津市が225万円損害賠償請求 補助金詐取、元自治会長に4回目

【だまし取られた補助金の損害賠償請求をしたと発表する職員=津市役所で】

【津】三重県津市は25日、商工団体を装って補助金をだまし取ったとして、元相生町自治会長の田邊哲司被告(61)=詐欺罪で公判中=に対し、遅延損害金を含む約225万円を同日付で損害賠償請求したと発表した。田邊被告への損害賠償請求は4回目。

市によると、田邊被告は架空の商工団体として「津市中心街商業振興会」を平成29年11月に設立。30年1月―31年4月まで4回にわたって、空き店舗対策の名目で知人女性の経営する飲食店の改装費や家賃への補助金を市からだまし取った。

市は関係者への聞き取りの結果、交付先の振興会は活動実態がなかったとみなし、田邊被告が補助金の申請前から交付まで主導的に関わっていたと判断。4回にわたって交付した補助金約196万円に遅延損害金を加えた約225万円を請求した。

また、市は旧相生町自治会の防犯灯や別の自治体のごみ箱への補助金をだまし取ったとして損害賠償請求していた約61万円について、田邊被告から支払いの意思表示がないため、津簡裁に22日付で支払督促の申し立てをしたことも明らかにした。