
三重県教委の木平芳定教育長は24日の定例記者会見で、GAP(農業生産工程管理)の認証を取得した県立高校5校の生徒約50人でキャラバン隊を結成し、県内の小売店や農産物直売所を回ると発表した。
農業学科の高校生がGAP認証の取得に取り組んでいることを周知するとともに、生産者や消費者からアドバイスをもらうため。他校の取り組みを参考にできるよう複数の高校で活動する。
キャラバン隊は四日市農芸▽久居農林▽相可▽明野▽伊賀白鳳―の5校の生徒で編成。9―11月に県内5カ所を回り、認証取得のために取り組んだ活動を紹介するほか、生産物を販売する。
交通費や会場の使用料、啓発品の購入費を賄うため、インターネットを経由して資金を調達する「クラウドファンディング」を6月25日から開始する。目標額は125万円で、締め切りは8月末。
寄付は電子決済やコンビニの店頭端末などで千円単位で受け付ける。寄付した人全員に礼状を送付し、1万円以上を寄付した県外在住者には、生徒が考案した菓子と消毒用品のセットを返礼品として贈る。
問い合わせは高校教育課=電話059(224)3002=へ。