ヴィソン多気、クラフト温泉がコロナ不活性化で説明会 三重

【クラフト温泉と入浴液を示す三田社長=多気町ヴィソンのVISON本草湯で】

【多気郡】多気町の大型商業施設「VISON」を運営するヴィソン多気(立花哲也社長)は18日、施設内の「本草湯」に導入している温泉成分を濃縮したクラフト温泉で、同温泉が新型コロナウイルスを不活化させる実験結果を発表した。立花社長は「アルコール消毒と同じ。この湯に漬かって安心していただける」と利用を呼び掛けた。

クラフト温泉は温泉シェール層と呼ばれる火山層の鉱石を細かくひき、高圧の釜に投入して高密フィルタでドリップし、温泉成分だけを溶解した濃縮温泉。本草湯では湯の山温泉などの源泉をブレンドしている。

実験は、クラフト温泉の製造・販売を手掛ける「Le Furo」(東京都港区、三田直樹社長)が、群馬大学発ベンチャー企業「群馬大学GUDi」の研究グループの協力で実施した。

本草湯で提供しているクラフト温泉と同じ2500倍希釈液や水道水を検体に使用。ウイルス液を混ぜて1分後に採取し、細胞へ感染させてウイルス量を測定した。希釈液はウイルス感染価が10分の1以下になる一方、水道水では減少しなかった。希釈濃度が濃く、時間が長い方が不活化率が上がる。

三田社長(45)は「温泉は切り傷の治癒を早め、殺菌作用が確認されていた。クラフト温泉はその力と作用を飛躍的に高めた」と説明し、「漬かって、しっかり体を整えてほしい」と話した。

本草湯は5日に開業し、薬草湯とクラフト温泉がある。入浴料は中学生以上800円、3歳―小学生400円。全身が包まれるミネラルミスト浴「Le Furo」(利用料4千円)を併設。クラフト温泉の入浴液や入浴剤、ミネラル飲料液を販売している。