津の衣料品店わたせい マスク2万枚、県社協に 未使用品集め寄付 三重

【井村会長(右)に集まったマスクを寄贈する曽我社長=津市桜橋の県社会福祉協議会で】

【津】三重県津市の衣料品店「掘出工房わたせい」(曽我江里子社長)はこのほど、県内全8店舗で展開する「マスクポストプロジェクト」で集まったマスク2万枚を県社会福祉協議会に届けた。県社協と市町社協を通じて生活困窮世帯などに届けられる。

同プロジェクトは家庭に眠る未使用のマスクが廃棄されるのを防ごうと店舗内にポストを設置し、持参した量に応じて金券と交換する取り組み。今月3日に開始したところ大きな反響がありこれまでに約8万枚が集まった。

同店スタッフが衛生面に配慮し全てを検品、大小百枚ずつにまとめた。昨年のマスク不足の折に手作り用に大量に仕入れ、余剰在庫となっているガーゼ手拭いをスタッフが縫い合わせ、風呂敷として再利用した。

曽我社長(49)は「使わずしまわれているマスクが多くあるという声をお客さんから聞き『捨てられるのは耐えられないから集めよう』となった。困っている方に届けていただきたい」と目録を手渡した。

井村正勝・県社協会長(78)は「コロナ禍で生活資金に困窮する家族が急増している。お気持ちをそのまま届けます」と謝辞を述べた。

同社の長井美帆マネジャー(33)は「金券と交換せず寄付される方も多く、皆さんから温かい言葉を頂いている」と話す。SNSで取り組みを知り県外からも送られる予想以上の反響で、当初予定の7月末以降も受け付ける。

同社では「マスクを必要としているところに届けたいので希望があれば問い合わせてほしい」と呼び掛けている。問い合わせは同社=電話059(255)4400=へ。