伊勢 病気平癒願い「きゅうり封じ」 太江寺で伝統行事 三重 

【キュウリに参拝者の名前を書いた紙などを詰めて祈祷(きとう)する永田住職=伊勢市二見町江の太江寺で】

【伊勢】伊勢市二見町江の太江寺で15日、野菜のキュウリに病を封じ込めて病気平癒を願う「きゅうり封じ」があった。

本堂で永田密山住職(64)が護摩木をたいて祈祷(きとう)し、キュウリに本尊・千手観音菩薩の御朱印と参拝者の名前を書いた紙を詰め込み、無病息災や家内安全を願った。キュウリは参拝者が持ち帰り、土に埋めて腐らせることで病気を封じると伝えられている。

10年以上訪れているという度会町南中村の仲山としさん(76)は「キュウリは自宅の畑に埋める。毎年お参りしているおかげで元気に過ごしています」と話した。

永田住職によると、「きゅうり封じ」は弘法大師が伝えたとされる真言密教の法で、同寺では約20年前から、弘法大師の生誕日に合わせ行事を行っている。「大変な状況が続くが、皆さんの幸せとコロナの収束を願いたい」と話していた。