津市 事業委託料の返還を 市民ら住民監査請求 元自治会長から市に 三重

【津】三重県津市の元相生町自治会長らによる補助金詐欺事件で、市民有志19人が15日、同市が同自治会に委託していた「資源物の持ち去り防止パトロール事業」の委託料を元自治会長の田邊哲司被告(61)=詐欺罪で公判中=から返還させることなどを求め、住民監査請求した。

代理人の村田正人弁護士は14日に開いた記者会見で、対象の5地区で5年間に回収された新聞と雑誌の売却額が2620万円にとどまると指摘。「事業の必要性があったのか事実関係が解明されていない」と話した。

監査請求では、同市が平成27年7月から今年2月まで自治会に支払った委託料5284万5015円を同市に返還するよう求めた。また、事業に関与した責任があるとして、田邊被告が返還できない場合、盆野明弘副市長や契約年度ごとの環境部長に損害を賠償することを求めた。