津市 田邊被告に61万円請求 別の自治会補助金も詐取 三重

【新たに損害賠償請求したことを発表する市職員=津市役所で】

【津】三重県の津市は14日、元相生町自治会長の田邊哲司被告(61)=詐欺罪で公判中=が、隣接する別の自治会に交付された補助金もだまし取っていたことを明らかにした。新たに詐取が判明した分も含め、田邊被告に同日付けで約61万円の損害賠償を請求した。田邊被告への損害賠償請求は8日に続き2回目。

市によると、田邊被告は平成29年9月に職員を通じて、大井町自治会にごみ箱の設置を提案。相生町自治会で使わなくなったごみ箱を購入したように装って、大井町自治会名義で補助金の申請をさせた。

虚偽の領収書と見積書は田邊被告が職員を介して提出。申請書の作成やごみ箱の設置は職員が担った。大井町自治会に交付された補助金45万円は同自治会の会計担当が職員を通じて田邊被告に渡していた。

また、相生町自治会が30年度に防犯灯の設置を装って申請した補助金7万円についても詐取が判明。市は大井町自治会に交付した分も含めた補助金52万円に遅延損害金を加えた計約61万円を田邊被告に損害賠償請求した。