津・JAみえなか 蚕糸研がカイコ3000匹飼育 郷土資料館体験室で 三重

【カイコにクワの葉を与える会員ら=津市一志町のJAみえなか郷土資料館で】

【津】三重県津市一志町高野のJAみえなか郷土資料館体験室で、生きたカイコが飼育されており、毎日午前9時と午後4時に給餌している。

同町には明治―昭和60年代まで大規模な製糸工場があり多くの農家が養蚕や製糸に携わった。同館には当時の史料や道具を展示するコーナーがあり、毎年この時期に製糸会社OBらで作る蚕糸研究会と一志町歴史語り部の会が飼育をしている。

今年は5月下旬から小石丸▽黄白▽春嶺×鐘月―の3品種を育てており、朝夕両会会員が新鮮なクワの葉を与えいずれもこれまで4回脱皮した。現在計約3千匹が体長約4センチに成長。気温によって変わるが繭を作り出すのは24日頃からという。

同研究会の西田太司会長(80)は「かつては町内の農家の8割が養蚕をしていて家族が寝る一部屋以外の部屋はすべて畳を上げ板間でカイコを飼っていた」と振り返り「養蚕や蚕糸が盛んな町だったことを知ってほしい」と話していた。

問い合わせはJAみえなか企画広報課=電話0598(28)8822=へ。