鈴鹿 椿大神社で御田植祭 五穀豊穣祈念、「差し苗の儀」 三重

【玉苗を植え付ける山本宮司(中央)=鈴鹿市山本町の神饌田で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市山本町の椿大神社(山本行恭宮司)は13日、同町の神饌田・瑞宝稲荷社で、五穀豊穣を祈念する御田植祭を開いた。新型コロナウイルス感染防止のため規模を縮小して斎行。山本宮司が水稲キヌヒカリの玉苗を手植えする「差し苗の儀」を行った。

神田祭の後、みこらが「浦安鈴の舞」を奉納。山本宮司が約500平方メートルの神饌田の四方を酒と塩で清め、玉苗を3―4本ずつ丁寧に植え付けた。

例年は植方男、植方女30人余が植え付け後、同大神社と別宮椿岸神社それぞれの主祭神・猿田彦大神と天之鈿女命を描いた大うちわを三度合わせ、秋の豊かな実りを願う大団扇合わせ神事が行われるが今年は見合わせた。

同田の稲は10月初旬ごろに収穫し、そのうち一俵を伊勢神宮に奉納する。同祭は平安時代から伝わり、明治時代に一時中断したが、昭和51年に復活させ46回目となる。