児童虐待相談、最多を更新 昨年度 県が発表 三重

三重県は14日、令和2年度中の児童虐待相談が前年度比3・9%(86件)増の2315件だったと発表した。6年連続で過去最多を更新。実母による虐待は減少したが、実父は増加した。

県によると、相談の内訳は心理的虐待が最も多く、前年度比141件増の1202件だった。身体的虐待は42件減の647件、保護の怠慢や拒否(ネグレクト)は5件減の435件だった。

相談所別では、北勢、中勢、紀州の各児相が前年度を上回り、鈴鹿、伊賀、南勢志摩の各児相が前年度を下回った。最も多かったのは北勢児相で、前年度比152件増の966件だった。

虐待の加害者は実母が1110件と最も多いが、過去最多となった前年度より15件の減少。一方、実父は85件増の1026件で過去最多を更新したほか、実父以外の父親も16件増の105件だった。

子育て支援課は実父の虐待が増加した理由について「コロナ禍で在宅勤務が増えていることが影響したと考えられる」と説明。「市町や警察などとの連携を強化し、虐待の防止や早期発見に努める」としている。