松阪 「ツバメ見守り」感謝状 日本野鳥の会、飯高駅に 三重

【感謝状とポスターを示す平井会長(右)と田中支配人=松阪市飯高町宮前の飯高駅で】

【松阪】日本野鳥の会(東京都品川区)は10日、三重県松阪市飯高町宮前の道の駅「飯高駅」に「ツバメの見守りありがとう」の感謝状を贈呈した。県内団体では初めて。

ツバメは春から夏に日本で子育てし、秋に東南アジア方面へ帰る渡り鳥。害虫を食べる益鳥で、「ツバメが巣を作ると縁起が良い」とされてきた。だが、餌場の農地の減少や巣を作りにくい家屋の増加、不衛生を理由にした都市部での巣の撤去で、子育て環境が悪化している。

同会はツバメを見守る輪を広げようと2年前から感謝状を贈り、今年は9都府県の16団体に渡す。

同駅には約25年前の開業時から、ツバメが巣を作っている。駅利用者への注意看板を置き、ふん受けを設け、テグスを張ってカラスなどから保護してきた。

今年は3月中旬に飛来し、巣が20個ほどある。虫などをくわえた親鳥が飛び交い、巣のひなに口移ししている。

同会三重の平井正志会長が同駅の田中正一支配人に感謝状を伝達。独自に作成した巣ごもりのツバメ親子を描いたポスターをプレゼントした。

平井会長は「昔は農家にいくらでもいたが、今はツバメの子育てを見る機会が少ない。非常に大切」とあいさつ。

田中支配人は「益鳥で人間の生活にすごい近い。自然体で保護していきたい」と語った。