サッカー天皇杯 鈴鹿PG「勝ちに行く」 J1神戸戦向け闘志 三重

【チームを率いて3年目のミラグロス・マルティネス監督(右)】

サッカーの天皇杯は9、16の両日、各地で2回戦32試合がある。2年連続7度目の三重県代表の座をつかんだ鈴鹿ポイントゲッターズ(JFL)は1回戦で愛知代表のFC刈谷を下し、ノエビアスタジアム神戸で16日に行われる2回戦でJ1神戸と対戦する。JFLの下部リーグの東海社会人リーグ時代の2016年以来の対戦で前回は1―7の完敗。JFL昇格直後の19年から指揮を執るスペイン出身のミラグロス・マルティネス監督は、元スペイン代表のアンドレス・イニエスタ選手も在籍する神戸との一戦を「特別なゲーム。楽しみ」としながら「神戸へ観光に行くわけではない。勝ちに行く」と闘志を秘める。

JFL1年目こそ最終順位12位と苦戦したが、翌年から徐々に順位を上げて今季も第11節終了時点で17チーム中7位。総勢35人の大所帯で、ミラグロス監督の志向する、ボールを保持し続ける攻撃的サッカーの浸透に加えて、多彩な顔ぶれの新加入選手がチームに勢いを与えている。

開幕後も補強が進んでいる。5月にはMF橋本晃司(35)、DF阪田章裕(37)の加入が相次いで発表された。橋本はJ1名古屋など、阪田はJ1湘南などでプレーした経験があり円熟した技術に加え経験値でも周囲のお手本。川里光太郎主将も「練習中もだが練習後も若い選手にアドバイスしている姿を見ている。影響は大きい」と話している。

JFLでは5月1日の第7節以降勝利から遠のくが「結果はついて来ないが1試合ごとに改善できている」とミラグロス監督は前向き。天皇杯2回戦直前の13日にはJFL第12節のヴェルスパ大分戦が控え、「勝ち点3を取って(勝利して)落ち着いた気持ちで神戸に行きたい。課題は攻守で精度を上げること」と目の前の試合に集中している。