南伊勢町 撮影した虫、細密に描写 根本さん水彩画展 三重

【チョウやトンボなどを細部まで緻密に表現した水彩画と根本さん=南伊勢町五ケ所浦の町民文化会館で】

【度会郡】三重県南伊勢町五ケ所浦の町民文化会館で、同町の写真・絵画愛好家、根本正人さん(88)の水彩画展が開かれている。観覧無料、18日まで。

根本さんは十代の頃から写真や登山を始めた。東京の出版社で働いていたが平成元年に同町に移住。同じ趣味を持つ仲間と近くの山に登り、美しい自然の風景を撮り続けるほか、仕事で教科書の挿絵を描いていた経験を生かし、山歩きができない時は水彩画の制作に取り組んでいる。

今回は、町内で撮影したミカドアゲハやアサギマダラ、ハラビロトンボ、グンバイトンボなど31点を展示。これまで撮りためた写真をB4サイズに拡大し、おおまかな形を画用紙に写し取ってから、細部まで緻密に描き込んで水彩絵の具で色を付け、背景をぼかすなどチョウやトンボが際立つように工夫した。新型コロナウイルスの終息を祈願して描いた仏画も並ぶ。

根本さんは「南伊勢町は自然が豊かでチョウやトンボがたくさんいることを知ってもらい、絶滅しないように自然を大切にしてもらいたい」と話した。