
【鈴鹿】三重県鈴鹿市山本町の日本茶カフェ「椿茶園」を経営する茶生産者の市川晃社長(56)が8日、新ブランド「CHACHABY」(チャチャビィ)を立ち上げ、ティーバッグ専用のオリジナルマイボトルなどの販売を始めた。同店と市役所15階で購入できる。
全国的なお茶離れを食い止めようと、「気軽に手軽においしいお茶」をコンセプトに、1年ほど前から関東の女性建築家やデザイナーなどで構成する横浜市のプロジェクトチーム「WHAIS」(岡野美紀子代表)と、商品の共同開発を始めた。
オリジナルマイボトルはポリプロピレン製で、耐熱温度は80度。持ちやすく、「鞄に入れやすい大きさ」にこだわり、容量を400㏄の大きさにしたほか、側面には茶葉の種類ごとに入れる湯量を表示した目盛りが付いており、誰でもおいしいお茶が作れるよう工夫した。1回分の煎茶付きで1本500円。
そのほか、専用ボトルケース(800円)や煎茶、ほうじ茶、玄米茶3種類のティーバッグ(各6個入り、一袋500円)がある。一式入った箱入りセットは3千円。
同日、市川社長ら関係者4人が同市役所の末松則子市長を訪問し、商品をPR。市川社長は「若い人から高齢者まで、もっと身近にお茶を飲んでもらえるよう考えた。緑茶の魅力を再確認して欲しい」と話し、末松市長は「新しいお茶文化につながれば。期待している」と激励した。
問い合わせは椿茶園=電話059(371)1845=へ。