空飛ぶクルマで欧州地域と連携 県がUIC2に参加 実証実験誘致狙う 三重

鈴木英敬三重県知事は8日の定例記者会見で、次世代の移動手段として開発が進められている「空飛ぶクルマ」の実現に向けて制度構築に取り組む、欧州の自治体連絡会「アーバンエアモビリティイニシアティブ都市共同体」(UIC2)と連携する「インターナショナル都市パートナー」になったと発表した。欧州以外でUIC2への参加は初めて。県内での実証実験を誘致する狙いがある。

県によると、UIC2には欧州の46都市・地域が加盟。空飛ぶクルマの実用化を目指し、EU(欧州連合)の航空当局や政策決定機関に必要な制度を提言している。実証実験や飛行ルートの作成に取り組む県に対し、国内の有識者を通じて参加の打診があった。

県は都市パートナーとしてUIC2の総会や分科会議に出席し、次世代の移動手段の実現に向けた課題や解決策について情報交換する。機体メーカーによる空飛ぶクルマの実証実験を県内に誘致し、実用化に向けて必要な法整備に関して欧州の情報を収集する。

鈴木知事は「県では観光、防災、交通、生活の4分野で空飛ぶクルマを活用したいと考えているため、取り組みの情報を入手して参考にしたい。日本では機体の許可基準などの法令が整備されていないので、聞き取って国に提案することも期待できる」と述べた。