新型コロナワクチン 「職域接種」県が推進 庁内に専門組織設置 三重

【定例記者会見に臨む鈴木知事=三重県庁で】

鈴木英敬三重県知事は8日の定例記者会見で、企業や大学などが実施する新型コロナウイルスワクチンの「職域接種」を支援する組織として、庁内の関係課長でつくる「職域接種支援プロジェクト」を立ち上げたと発表した。事業者への説明会などを通じて職域接種を促す方針。

プロジェクトは感染症対策課や企業誘致推進課などの課長7人で構成。厚生労働省から出向中の坂本和也医療政策課長がリーダーを務める。事務職員でつくる「職域接種支援チーム」も併せて設置した。

政府が農協に職域接種の意向調査を実施していることを踏まえ、プロジェクトのメンバーには農産物安全・流通課長を加えた。大学での実施を想定し、大学を所管する戦略企画総務課長も含めている。

プロジェクトは、職域接種を検討する事業所への相談対応や情報提供などを担う。9日には職域接種に関する説明会をウェブ形式で開き、千人以上が勤務する事業所を中心に県内の約30団体が参加する予定。

鈴木知事は会見で、職域接種の考え方について「市町の接種に影響を与えないことが大前提。医療従事者や会場は企業が自ら確保してもらう」としつつ「県も職域接種の実施に向けて協力したい」と述べた。

また、県庁で職員向けの職域接種を実施する可能性については「即座にやることは考えていない。県民を接種する作業を優先する」と説明する一方で「警察官を先に接種することはあり得る」と語った。