新型コロナ社会的検査 県内2万人中2人陽性 全国平均の4分の1 三重

【ぶら下がり会見で「社会的検査」の進捗を発表する鈴木知事=三重県庁で】

三重県は7日、新型コロナウイルスの感染者が判明していない施設を対象とした「社会的検査」の実施状況を発表した。これまでに県内で約2万人が検査を受け、うち2人が陽性と判明。社会的検査の陽性率は全国平均の4分の1程度にとどまっている。

県によると、対象となる高齢者施設や障害者施設のうち、約7割に当たる525施設が既に検査を申請し、492施設で勤務する1万7424人の職員が少なくとも1回目の検査を受けた。

検査により、高齢者施設で勤務していた男女2人の感染が判明。それぞれの勤務先で社会的検査を受けていた他の職員らは全員が陰性だったほか、感染者の接触者らに対する検査も陰性だったという。

県内で社会的検査を申し込んだ施設の割合は、同様の検査を実施している自治体の平均よりも30ポイントほど高いという。社会的検査の陽性率は0・01%と、全国平均の0・042%より低い状況となっている。

県内の社会的検査は「まん延防止等重点措置」の12市町と津市の施設を対象として、先月から実施。重点措置が期限を迎える20日まで、申し込みのあった施設の職員を週に1回のペースで検査する。

鈴木英敬知事は7日のぶら下がり会見で「早期の検査と探知により、感染者が発生した施設でもクラスター(感染者集団)は起こっていない。社会的検査には意義があると考えている」と述べた。