アマゴ稚魚1万匹放流 員弁川源流に、いなべの地元自治会と「フローラ」 三重

【アマゴの稚魚を放流する子どもら=いなべ市北勢町の小原一色川で】

豊かな自然を取り戻そうと、三重県いなべ市北勢町の小原一色自治会(水本宗秋会長)と四日市市の天然植物薬品メーカー「フローラ」(川瀬善業会長)は5日、員弁川源流の小原一色川にアマゴの稚魚約1万匹を放流した。

アマゴの稚魚放流は、近年川の魚が激減している状況に危機感を持ち、昔のように豊かで清らかな川を取り戻したいと、両者が共同で計画。和歌山県新宮市の近畿大学水産研究所の協力を得て平成20年から始まり、今年で13回目を迎えた。

この日は地元住民や近隣の親子連れなど約130人が参加。開会にあたり、いなべ市の日沖靖市長が「アマゴが川に戻ってきているし、子どもが自然のありがたみを感じることができる素晴らしい機会を提供してもらっている」とあいさつ。アマゴの稚魚は近畿大学水産研究所で約一年かけて育てられたもので、この日新宮市から5時間かけてトラックで運搬。参加者は決められた放流地点で自ら持参したバケツでアマゴの稚魚を受け取り、次々に川へ放流した。

フローラの川瀬善業会長は「放流した稚魚の生存率は1%とも言われている。生き残るのはわずかかもしれないが、放流を続けていくことで増えていくのでは」と話した。