皇學館大、全国で勝利を 柔道・3年ぶり男女東海1位でインカレへ 三重

【東海学生柔道夏季優勝大会で男女そろって優勝した皇學館大の選手ら=伊勢市内で】

学生団体日本一を競う男子70回・女子30回全日本学生優勝大会(インカレ)の予選を兼ねた東海学生柔道夏季優勝大会が5月22日、名古屋市で開かれ、全3部門中、男子7人制と女子3人制の2部門を、三重県伊勢市神田久志本町に本部を置く皇學館大が制した。

創部初の男女優勝を遂げた2018年以来のアベック優勝。今年秋開催の三重とこわか国体代表候補も出場した1月の三重県選手権で男女4強入りの新井健太郎(4年)、上林山未来(4年)らを擁し、東海地区のライバル校に加え、新型コロナウイルスの脅威に打ち勝ち王座に返り咲いた。

19年は男女ともに東海大会2位。1年での王座奪還を目指すも翌年の20年は新型コロナウイルスの影響で大会は中止となった。参加者に事前のPCR検査や検温を義務づけた上で2年ぶりの東海大会開催が決まると、柔道部員らは感染症対策にも気を配りながら、大会に備えてきた。

練習以外の生活でも気を抜かず、上田虎徹男子主将(4年)は「とにかく不要不急の外出をやめた」。大会当日も、就職活動などでやむなく県外に出た部員をメンバーから外すなど対策を徹底した上でチーム一丸で決勝まで無敗を保った。

大会から2週間が経過しても関係者から1人も感染者が出ず、南夏貴・男子副主将(4年)は「一番の目標は感染者を出さないこと。その次が男女で優勝だったので両方かなってうれしい」と安堵(あんど)の表情を見せる。

インカレは今月26、27日、都内で開かれる予定だ。全国大会に向けた全体練習は5日から再開。練習時も原則マスク着用、畳は小まめに消毒するなど感染症対策を怠らない。「(インカレは)大学生しか出られない大会。かける思いは強い」と話す上田主将も、マスク姿で激しい打ち込みの音を響かせていた。

男女ともに目標は「1つでも多く勝つこと」(女子4年の西奈緒選手)。南副主将は「全国では結果が出せていない。ぼくたちが勝つことで日本の柔道を変えたい」と話す。コロナ禍で「これまでになかった戦いを強いられている」と部員らを気遣う柔道部の佐藤武尊監督も「特別な環境の中で自分たちの力を高めてほしい」と奮起を期待する。