皇太子殿下行啓記念碑を建立 鳥羽商船高専同窓会、創立140周年で 三重

【「皇太子殿下行啓記念碑」の除幕をする関係者ら=鳥羽市池上町の鳥羽商船高等専門学校で】

【鳥羽】今年8月に創立140周年を迎える鳥羽市池上町の国立鳥羽商船高等専門学校の卒業生らでつくる「鳥羽商船同窓会」(菅沼延之会長)は、天皇陛下が皇太子時代の平成30年8月に同校を訪問されたことを後世に伝える記念碑を同校に設置し、5日、除幕式が行われた。

明治6大教育家の一人で校祖の近藤真琴(1831―86年)が明治8年、東京で開いた日本最古の商船教育機関、航海測量習練所の分校として、明治14年に、同校の前身「鳥羽商船黌(こう)」が設立された。

同窓会は、創立140周年の記念事業として、皇太子時代に全国高校総体への出席で来県された天皇陛下が同校を訪問された記憶を残すため、同窓会員らに寄付を募って「皇太子殿下行啓記念碑」を建立。記念碑は高さ1.9メートル、幅1.5メートルの菰野石製で、校内の100周年記念館横に設置した。

ほかにも、近藤の顕彰碑周辺の整備や案内板を設置し、同校で歌い継がれてきた船歌集の制作も進めているという。

この日は、物故者慰霊祭が営まれ、関係者ら22人が出席。続いて行われた除幕式では、菅沼会長や和泉充校長、鈴木英敬知事、中村欣一郎市長、学生代表ら8人が幕を引いて記念碑を披露した。

菅沼会長は「140周年を境に地域の学校として、全国の商船学校のヘッドとして地域貢献を果たして、商船教育で国家のために役立つ学生を輩出し、同窓会としてそれを支えていきたい」とあいさつした。