「松浪」が民事再生法適用を申請 帝国DBが5月の三重県内企業倒産集計

帝国データバンク津支店は4日、5月の三重県内企業倒産集計(負債額1千万円以上)を発表した。鳥羽市で旅館を経営する「松浪」が新型コロナウイルス感染症の影響で客足が減少し、民事再生法の適用を申請するなど、9件が倒産。前年同月と比べて6件多かった。

新型コロナ関連の倒産は2件。倒産企業の負債総額は19億7300万円増の22億300万円だった。負債額が1億円以上の倒産が4件発生したため、全体の負債総額が膨らんだ。

支店によると、業種別では建設業と小売業、サービス業、その他で各2件、製造業で1件。地域別では北勢で3件、中南勢で6件だった。従業員が10人未満の小規模事業者が中心。4件は30年以上の業歴があった。いずれも販売不振が原因で倒産したという。

支店は「新型コロナ関連の倒産が発生するなど、地域経済は厳しさが続いている」と説明。「各企業の財務状態は徐々に悪化しており、事業を支えきれなくなる可能性は否めない」との見通しを示した。