芭蕉布や小千谷縮など7点 玉城町 玄甲舎で夏の着物展

【涼しげな夏の着物が並ぶ展示会場=玉城町佐田の玄甲舎で】

【度会郡】三重県玉城町の指定文化財「玄甲舎」(同町佐田)で2日、国の重要無形文化財に指定されている織物「芭蕉布」(沖縄県)や「小千谷縮」(新潟県)などを仕立てた夏の着物の展示が始まった。21日まで。火曜日は休館。

昨年、同町在住の女性が収集していたつむぎや染めの着物、帯など百点以上を町に寄付した。中西章教育長によると、教育委員会が着物や帯を管理し、女性の「一本一本の糸に込められた織り手の深い愛情が着る人の心を温かく包み込んでくれるつむぎの着物を後世に伝えたい」との思いを、着物を展示することで引き継ごうと同展を企画したという。

会場には、糸芭蕉の繊維から採った糸で織った「芭蕉布」、沖縄県の宮古島で織られる麻織物「宮古上布」、長野県上田市の千曲川沿い一帯で生産される信州紬(つむぎ)の一種「上田絽(ろ)紬」など、涼しげで優しい色合いの着物と一緒に帯も展示され、訪れた人の目を楽しませている。

入館料は大人200円、高校生以下無料。展示期間中に着物で来館すると入館料が半額になる。