紀北町 使用ワクチンと接種者数合わず 先月30日の集団接種 三重

【緊急会見で、ワクチン集団接種において使用数と接種者数に相違があったことを発表する尾上町長(左)と中場副町長】

三重県の紀北町は1日、先月30日に同町立海山公民館で実施した新型コロナウイルスのワクチン集団接種で、接種した人数と使用したワクチン数が合わないミスが判明したと発表した。同町では接種した全員に連絡するとともに、原因を調査する。今のところ、ワクチン接種者からの健康被害などの報告は受けていないという。

同町によると、当日は接種予定だった816人の受付を終えた時点で、ワクチンを充てんした注射器が予定数より6本多い822人分用意されていたことが判明した。町は新たに未接種の6人に連絡を取り、計822人に接種を行った。

ワクチンの破棄が不可能だったことや、822人分を会場に運搬していた可能性もあると判断し、そのまま接種を実施したという。

翌31日に調査のため保管している残りのワクチンと使用済みのワクチンを数えたところ、30日に集団接種会場に運搬したのは予定数の816人分のみだったことが分かった。どのような経緯でミスが生じたかは調査中という。

今回接種を受けた822人には2日に説明文書を郵送。822人は20日に2回目の接種を予定している。再接種の必要性など今後の対応については県や医師会、薬剤師会と相談する。

この日、同町役場で緊急会見に臨んだ尾上壽一紀北町長は「ご心配、ご不便をかけお詫びする。調査結果を踏まえて、再発防止策を練る」と述べた。